ANAのマイルを使いビジネスクラスに乗って夫婦で世界一周を旅しました。
6カ国目トルコイスタンブールは2泊3日!
楽しかったイスタンブールともついにお別れです。
- いざターキッシュのビジネスクラスカウンターへ!
- 「神対応」のはずが…?待っていたのは無視&無言の冷たいチェックイン
- 絶対に確認しておきたかった「マニラ」のこと
- 悲しい返答・・・
- やっとチェックイン完了。でも気持ちはどんより…
- そして、夢のラウンジへ――やっと、やっと…
- 贅沢すぎる!広すぎる!夢のターキッシュビジネスラウンジ
- シャワールームもすごかった
- シャワー後、いざラウンジの奥へ!
- そして、夢のような空間が――
- ✈️ 次回予告 ✈️
いざターキッシュのビジネスクラスカウンターへ!
空港に着いてバスを降りたら、目指すはターキッシュエアラインズのビジネスクラスカウンター。
ネットでは「座ってチェックインできる神対応」「さすがフラッグキャリア」と評判だったから、期待しかない。
実際、スイス・チューリッヒ空港のチェックインでもすごく丁寧に案内してもらえて感動したばかり。
イスタンブール本拠地なら、もっとすごいのでは…?というドキドキとワクワクを胸にカウンターへ。
場所もすぐにわかって、広々としたエリアに到着。
ずらりと並んだビジネスクラス用カウンター、でも…
なんと乗客が誰もいない。 私たちだけ。
手前の方にはソファーがあって、「あ、これが噂の“座ってチェックイン”かな?」と思いつつも、誰からも声はかからない。
ちょっと戸惑いながら奥へ進むと、無言の男性スタッフが「もっと奥へ」と指さすだけ。
会話ゼロ。
笑顔ゼロ。
促されるまま、さらに奥のカウンターへ。
そこは普通に立って手続きするスタイル。
「まぁ…仕方ないよね」と気を取り直して並ぶ。 でも――
「神対応」のはずが…?待っていたのは無視&無言の冷たいチェックイン
奥のカウンターに進むと、そこにいた女性スタッフは私たちに気づいているはずなのに、 横を向いて隣のスタッフとずーっとおしゃべり。
こちらを完全に無視。
仕方なくこちらから声をかけ、パスポートを提示。
すると、「なんで私が?」と言わんばかりの超めんどくさそうな顔で、パスポートを受け取る女性。
そのまま紙のチケットを無言で手渡して、またおしゃべり再開。
次は荷物を預けたいのでスーツケースを持ち上げると、またもや渋々…という態度で受け取る。
なんだこの塩対応。
あまりの態度に怒りがこみ上げるけど、聞きたいことがあったから、ぐっとこらえることにした。
絶対に確認しておきたかった「マニラ」のこと
今回のフライトは憧れのターキッシュ長期路線。
そのためにわざわざマニラ経由にした。
(イスタンブールから乗るのは、ターキッシュエアラインズでマニラ空港まで、そこからはANAで成田に向かうという、いわば“マニラ経由での帰国ルート)
けれど――この「マニラ経由」っていうのが、実はずっと不安の種だった。
マニラ空港の悪評は有名。
「世界最悪の空港」と呼ばれたこともあるし、 過去には空港職員が旅行者の荷物に弾丸を仕込んで、 「これは違法だ」と賄賂を要求する“罠”まであったとか…。
さらに厄介なのは、ターミナル移動。
入国しないと移動できないケースもあるらしく、 治安を考えると、どうしても市内には一歩たりとも出たくなかった。
このあたり、事前にANAに確認したところ、
「おそらく入出国しなくて大丈夫です。同じターミナル内での国際線乗り継ぎになります。おそらく荷物も成田までお預かりできます。」 とのことだった。
でも“おそらく”って言葉がどうしても引っかかる。
世界一周の最後、しかも夜のマニラ、失敗できない。
だから、念のためターキッシュエアラインズにも事前に問い合わせてみた。
しかし返ってきたのは、
「わからない。ANAに聞いてください」
まさかの返事。
だったらせめて、ここ、チェックインカウンターで直接確認したい。
荷物のタグを付けてもらう今こそ、最終確認のタイミング。
そんな思いで、あの無愛想なスタッフに話しかけてみる。
悲しい返答・・・
「この荷物は成田まで行きますか?」
「マニラで入国の必要はありますか?」
…返ってきたのは、驚くほど投げやりな声。
「ここではマニラ行きのチケットしか発券できない。だから荷物はマニラまで。成田まではダメ」
「マニラで荷物は一度ピックアップして」
「入国?それは知らない」
言い捨てるようにそう言って、無言で荷物の引換券を渡される。
こっちは必死で確認したくて聞いてるのに、表情も態度も、「さっさと終わらせたい」感しかない。
その直後には、また何事もなかったかのように隣のスタッフとおしゃべり再開。
こちらの存在は完全に無視。
…言葉が出なかった。 がっかりとか、腹が立つとか、そういうレベルを通り越して、ただただ呆然。
これが“世界有数の航空会社”のビジネスクラス対応…?
やっとチェックイン完了。でも気持ちはどんより…
「はぁ…」とため息が漏れるほどの不愉快なチェックインが終わり、 気を取り直して保安検査へ。
…と言いたいところだけど、やっぱり気持ちはどんより。
あの態度、あの言い方、そして最後の完全無視。
今思い出しても本当に腹が立つ。
せめて、このあとだけでも心を整えたい。
だからこそ向かいたいターキッシュエアラインズ・ビジネスラウンジ。
でも―― 「場所、聞いてなかった…」
そう、あのチェックインカウンターでは、 ラウンジの場所の案内なんて一言もなかった。
ビジネスクラスって、普通は「こちらがラウンジです。ごゆっくりどうぞ」って案内してくれるんじゃなかった?
夢見すぎてた?
いや、それが普通だよね…?
そんな不安と軽く迷子になりそうな空港内を、とりあえず「ラウンジ」の表示を頼りに進んでいく。
そして、夢のラウンジへ――やっと、やっと…
空港内をぐるりと回りながら、ようやく「TURKISH BUSINESS」と書かれた表示を発見。
そこに立っていたスタッフにチケットを見せて、ラウンジの場所を確認。
にこやかに丁寧に教えてくれたその対応に、ようやくちょっと救われた気分。
案内された方向に進み、ターキッシュビジネスラウンジ専用のエスカレーターへ。
その先には―― バーコードをかざして自動ドアを抜けた瞬間、 目の前に現れたのはグランドピアノ。
しかも、自動演奏中🎹✨
静かに流れるクラシックの調べに、一気に空気が変わる。
「ここは…本当に空港?」と一瞬疑うほど、上質な静けさと優雅さに包まれた空間。
すぐ左手にはスケルトンタイプのおしゃれなロッカー。
リュックは2つは先ほどのチェックインカウンターで預けていたので、手元に残っていたボストンバッグをその中へ。
旅の荷物を少し身軽にして、いざ本格的な“ラウンジ時間”スタート。
まずは受付でシャワーを予約。
ここでも例の“フードコート式”呼び出しベルを手渡される。
混んでいるのか、しばらく待つとのこと。
じゃあ、先に楽しむのは――
お待ちかね、ラウンジ飯!
贅沢すぎる!広すぎる!夢のターキッシュビジネスラウンジ
ラウンジの奥へ進むと、そこには信じられないほど広い空間が広がっていた。
そして何より目を引くのが、ライブキッチンの多さ!
「え、ここ何ブースあるの?」っていうくらい、あちこちでシェフたちが目の前で料理を作っている。
まさに“空港の中のホテルビュッフェ”。
とりあえず、手前のライブキッチンと、その隣にあるもう一つのキッチンの間にある席を確保。
料理を見て、気になるものを指差しで伝えると、スタッフが丁寧にお皿に盛りつけてくれる。
…これがまた、めっちゃおいしい!
「うわ、これもっと食べたい」
「次はあっちも見に行こう」
と、まさに“ラウンジグルメ天国”を満喫しようとしたそのとき――
ピピッ。 呼び出しベルが鳴った。
先に私のシャワーの順番が来たみたい。
シャワールームもすごかった
ラウンジ内のシャワールームに案内される。
バスローブはふかふか、スリッパも使い捨てでクッション感◎
そして、タオルの量がとにかくすごい。
洗面台、シャワーブース、あちこちに。
アメニティも抜かりなし。 歯ブラシやシャワーキャップだけでなく、ヘチマのボディースポンジまで置いてある。
そして、なにやらおしゃれな箱がひとつ。
開けてみると… コットン、爪やすり、綿棒、ヘアゴム。
細かいところまで気が利いてて、感動。
シャワーの水圧も程よくばっちり。
心地よく汗を流した後は、バスローブのままスリッパ履きでドライヤータイム。
ゆっくりと髪を乾かし、火照りが落ち着いてから着替える。
こういうのって、ほんと“余裕ある旅”の象徴って感じで、最高に気分がいい。
さっきまでのチェックインがウソのように、心も体もふわっとほどけていく――。
シャワー後、いざラウンジの奥へ!
シャワーから出ると、主人もちょうどタイミングよく出てきた。
私のあと、すぐに呼び出されたらしい。
さっぱりした顔で「気持ちよかったな~」なんて言ってるのを見て、なんだかちょっとほっこり。
着替えた服をもう一度スケルトンロッカーに入れて、食事再開!
ラウンジのさらに奥へと足を進めると――
そこは、まさかの超・巨大空間。
食事スペースの向こうには、まさかのシミュレーションゴルフまである。
「ここ、空港の中だよね!?」って思わず何度も確認したくなるレベル。
ライブキッチンもまだまだたくさんあって、あれこれ見てるとお腹はまた空いてくる。
スパイス香るトルコ料理や焼きたてのパン、スープバーやデザートコーナーも。
さっき食べたばかりだけど、ここまで来たらもう追加で食べるしかない!
もちろん、トルコといえば―― チャイも忘れずに。
アツアツのチャイを片手に、ふかふかのソファ席でのんびりくつろぐこの時間。
これぞ、“ビジネスクラスラウンジの醍醐味”。
そして、夢のような空間が――
奥へ奥へと進んだ先で目に飛び込んできたのは、スイーツの数々。
ただのスイーツじゃない。
ウィーンの老舗「デメル」のスイーツたちが、ずらりと並んでる…!
デメル(Demel)といえば、1786年創業、 ウィーン王宮御用達の伝統を持つ超老舗カフェ&コンディトライ(洋菓子店)。
かの有名な「ザッハトルテ」でも名を馳せ、チョコレートやバウムクーヘン、焼き菓子の美しさと繊細な味わいは、まさに芸術品。
そんなデメルのスイーツが、ここイスタンブール空港のラウンジで食べられるなんて…!
もうお腹いっぱいだった。
でも―― これは別腹。
ケーキを、そっとお皿にのせる。
ザッハトルテのしっとり濃厚なチョコレート、フルーツの甘酸っぱさがアクセントのタルト、 どれもこれも、ため息が出るほどおいしい。
「まさか空港で、デメルに会えるなんて」 そんな思いに浸りながら、チャイと一緒に、夢のスイーツタイムを満喫。
世界を巡った旅も、いよいよ終わりが近づいてきた。
心も体も満たされたまま、そっとラウンジを後にする。
そして、 ここから始まるのは――帰国への空の旅。
✈️ 次回予告 ✈️
旅の締めくくりは、いよいよ“空の上”。
世界一周のハイライトとも言える、ターキッシュエアラインズの長距離ビジネスクラスに、ついに搭乗!
そのために選んだマニラ経由ルート―― 果たしてその乗り心地は?
ごはんは?
フルフラットは?
イスタンブール空港での“まさかのチェックイン体験”と、“最高すぎるラウンジ”を経て、帰国への第一歩が始まります✈️💺✨