電気って本当に大事。停電を経験して
台風21号。本当にすごかった。
15時間半の停電を経験して思った事を書きます。
反省点がいっぱい。どなたかの参考になればと。
かなり甘くみてた台風21号
25年ぶりのヤバイ台風って聞いても25年前の九州の台風は覚えてない。
地域が違うとそれほど覚えていない。
8/23の夜にも台風がきた。我が家は小屋の屋根が剥がれたり、植木鉢が割れたりしたくらい。
あっ、ヒマワリが全滅したな結構被害があったなんて、呟いたけど。
夜中だった事もあり、風の音がすごかったけど、それほどでもなかった。
だから今回もそうなのかなって本当に甘くみてた。
実際は
当日朝
仕事柄、私はどうしても出社しなければならなかった。南海電車やJRは10時まで動くとなど止まるとこが確定。
和歌山バスは大丈夫だから、和歌山市内に住んでいる人の中で、数名に出社命令が。
暴風警報などがすでに出ていたけど、晴れてるし、雨は降っていない。
主人は家で仕事する事になったけど、私を職場まで送ってくれた。
みんな車出勤かと思ったら、案外休みの所が多いのか、道はめちゃくちゃ空いてる。
いつも渋滞する所もスイスイ。あっという間に職場に。
お昼前から
電車は予定通り10時ごろから運休。
11時ごろくらいから雨が激しくなってきた。風もきつくなってきた。
トタン屋根がペロンペロンと揺れていたり、木もユッサユッサ。
最初は葉っぱだけだったのが、小枝が飛び、そのうち大きい枝も飛び。
そしてそれが宙を舞う。こっちに飛んできませんようにと願った。
そのうち、自動扉が誰もいないのに、開いてしまう。
看板が飛んできて、電線に引っかかり、スパーク!
瞬間停電に。それがなんども続く。
そしてその度に職場のパソコンが再起動を繰り返す。
心配になってきたので上司に許可を得て、家に連絡した。
「絶賛停電中!」との返事。
さらに「サンルーム壊れて洗濯物飛んで行ったよ」や「小屋の屋根や壁が剥がれた」とか「庭のバーゴラが壊れた」と次々に。
職場の人たちもみんな家族に電話。
「屋根が飛んで部屋が水浸し!」
「ガレージのシャッターが飛んで行った」
「瓦が飛んできて窓ガラスが割れた」
そしてみんな停電だって。
上司の許可を得て、1人がiPhoneの充電をした。みんなで交代して充電。
台風が通り過ぎて・・・
4時になると風も雨もおさまった。
残念ながらバスも運休してた。営業車に分乗し、家まで送ってもらえた。
橋の上でトラックが横転。片側通行止に。
信号機はほぼ消えている。みんな譲り合いで走行。
それほど渋滞ではない。
スーパーの屋根がめくれていたり、標識がひん曲がってたり、看板が倒れていたり・・・。
家に帰ると・・・
家にいた主人と息子は飛んで行ったものを集めてくれていた。
そして近所の人は掃き掃除をしたり、家に水をかけていた。
海に近いので、塩分を含んだ雨風のため、家がベタベタだから。
いろんなものが飛んでそれを集めて・・・。
私はとりあえず停電対策として、キャンドルとライターと懐中電灯を非常持ち出し袋から出した。
そして主人と買い出しに出かけた。
買い出しに
仕事からの帰り道、開いているお店のチェックをしていたので。
コンビニは開いているところもあるけど、外から見る感じ、棚は空っぽ。
「 スーパーは全部閉まってた。唯一空いていたのがヤマダ電機」と主人に言うと「ヤマダ電機にカップ麺があるかも」と急いで行った。
そしてなんとか夕食のカップ麺ゲット。
帰ってきて・・・
主人はすぐに停電が解除されるものだと思っていたようだが、私は嫌な予感がしたので、水でシャワー。そして明日のためにと冷凍していたパンを冷凍庫から出した。
カセットコンロを出して、お湯を沸かし、カップ麺だけという寂しい夕食。
だんだん暗くなり、キャンドルを灯して、家族3人集まった。
テレビもない、携帯の充電もあまりないからネットもできない。
次の旅行どうする?って話ししてもネットがないから調べられない。
つくづく電気のない生活が不便だと思った。オール電化って不便だなって。
関西電力さんありがとう!
あまりにも暇なので、9時に寝た。
そしたら3時に目が覚めた。残念ながらまだ停電中。
暇だなって携帯を見ていると、いきなりテレビとか電気とかがついた。
慌てて家中の電気を消しまくって、食洗機と洗濯機を動かした。
「関西電力何してるねん!」って思いながら寝た。
けど、ずっと工事してくれてた。おかげで電気がつきました。
本当にありがたい。寝ずに工事をしてくれてありがとうございます。
感謝しながらお弁当づくりをしました。
今回の停電を経験していろいろ思ったことや反省がいっぱい。
台風で停電するかもって思ったらすること
台風が来る前にする事
・家の外の物を片付ける←こんなものが飛ぶって思うものも飛ぶ
・カーポートの屋根をあらかじめ外す←近所の人がやっていた
・モバブやノートパソコンなどの充電←うちはこんな時のために大型モバブがあるにもかかわらず、モバブの充電コードを職場に忘れ、使えなかった。ノートパソコンの充電コードをも職場に。主人はバッテリーが限界になるまでパソコンを使って仕事をしていたため、外との情報が得られない
・カップ麺などの食料を調達
・ガソリンを満タンに←ガソリンスタンドも閉まります。食料を調達って思ってもガソリンがないとダメ
・Kindleなど電子書籍に読みたい本をダウンロード←暇な夜は読書。画面が明るいので、暗い部屋でも読める。
停電したら
・むやみやたらと電気のスイッチを入れない←電気が復旧するとあっちこっちついて大変。思わず癖でつけちゃうけど、その後消す事
・携帯は省電力モードに切り替えて、画面を暗くするなどし、出来るだけ長持ちさせる。←イエデンワはip電話だと使えないので、携帯だけが唯一の連絡手段
・冷蔵庫は開けない。冷凍できるものは出来るだけ冷凍庫に移動。←冷蔵庫はひんやりとまでは行かないが、案外大丈夫だった。冷凍庫は15時間半停電でも入り口付近は溶け出してたものの、奥の方はまだ凍ってた。製氷ルームの氷も半分くらいは残ってた
明るいうちにする事
・シャワー
・足元を片付ける
・ろうそくや懐中電灯の準備←マッチやライターの準備も忘れずに。懐中電灯は1人1つあると便利。携帯のライトを使うと携帯の電池がすぐになくなってしまう
・カセットコンロの準備←オール電化だとお湯も沸かせない
・食料品の調達←スーパーはすぐに閉まる。コンビニも閉まるところもあり。開いていても食材はすぐになくなる
・ペットをケージに入れ、餌をあげる←ペットは暗くても大丈夫。ケージに入れる際は明るいうちに。ろうそくをつけるとペットは危ないので、明るいうちに捕まえてケージに入ってもらう。もちろんだけど、停電すると自動給水機は止まる。お水を飲めるようにしてあげる
暗くなってから
・家族みんな1つの部屋に集まる←何時間かかるかわからない。あちこちでろうそくをつけると勿体無いし、つけたまま寝るのは危険
・シャッターや雨戸は極力開ける←防犯上、夜はシャッターを閉めるが、今回は極力開けてた。思ったより外は明るい。どこも停電してるのに。また車が通る度にめっちゃ明るくなります。きっと家の中が丸見えなんだろうけど。
・思わず電気をつけようとしてしまうが、スイッチの消し忘れに注意←復旧したら全部ついてしまう
・家族で語る←テレビもなく、パソコンも使えない。ちなみにWiFiもダメ。携帯は極力使わない
・結局は暗くなったら寝るに限る←私のように早く寝ると夜中に目が覚めてしまうけどそうなるともしかしたら電気が復旧するかも
電気が復旧したら
・とりあえず家中の電気が消しまくる←突然復旧するので、電気があっちこっちつく。テレビを付くので、びっくりする
・給湯器は優秀←停電中はお湯が出なかったものの、復旧するとすぐにお湯は使える
・冷凍庫の製氷ルームの氷を捨てる←半分は溶けてた。そのまま冷やすと氷がくっついてしまうため、全て捨て、水分を拭き取った。
明るくなったら・・・
・沿岸部の人は家に水をかける←塩害の被害を最小限にするため
・飛んで行ったものを集める。
・被害状況を写真に撮り、保険会社に連絡←出るかもしれないものは全て。施工業者がとても忙しく、見積もりすらとれない
・雨漏りしそうなところはブルーシートをかける←ブルーシートはすぐに売り切れてしまうので、早めに購入
まとめ
我が家は幸い朝までに電気も復旧したため、冷蔵庫の被害もあまりなかった。
そして家本体にはなんの被害もなく、太陽光・サンルーム・小屋・バーゴラや
段差プレートなど、庭関係に被害があった程度。
もっともっと被害を受けたお家もあるし、まだ停電が続いているお家も。
また先日、北海道で大きな地震があった。
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。そして少しでも早い復旧をお祈りしております。